当ブログでは、話題の企業として、スーパーマーケットのロピアをピックアップし、公開されている情報を基に労働者にとって良い会社か?!という視点で分析を試みました。
データ分析から一番気になったのは、1店舗当たりの平均売上高が34億円超と比較した会社でも特に優れていた点でした。
こうして分析した縁もあるので、自宅から一番近い店舗に来店してみることにしました。
やはり実際に自分の目で見てみると、発見がありますからね。
■前回記事で取り上げたロピアに来店
僕が来店したのは14時ごろ。
赴いた商業施設には、ロピアのほか、100円ショップ、ドラッグストア、学習塾、歯医者、美容室などが入っています。
この日の天気は雨でしたが、施設の駐車場に入ろうとする車で長い列となっていました。
来店したロピアの営業時間は18時まで。
(早めに来てよかった、笑)
ロピアはもともと食肉専門店から始まったという会社ルーツから、お肉コーナーが人気なんだそうです。
かくいう私も肉が大好きで、さまざまなスーパーマーケットに行ってはお肉を選りすぐって食べてきました。
肉を見る目にはそれなりに自信があります(笑)。
店内に入ってすぐ脇にこんなオブジェが!
入口すぐの青果コーナーもにぎわっていました。
■圧倒的な品ぞろえ!精肉売り場に感動
青果を抜けると、お目当ての精肉売り場が見えてきました。
ぱっと見た印象では、精肉売り場の広さに驚き!
そして、お目当ての牛肉を見ていきます。
まず目に飛び込んできたのは広告の目玉という「黒毛和牛5等級」のお肉です。
4~500gものボリュームがあれば家族で思いっきり食べられます。
奥のコーナーでは、黒毛和牛5等級のももブロックも売られています。
また、赤身希少部位でローストビーフにするのに適した「トウガラシ」も置いてあります。
その隣には、赤身肉でありながら霜降り感も堪能できる「イチボ」、「カメノコ」、その奥には肩ロースステーキが並んでいます。
そして極め付きは、牛ヒレ肉の中でも最も肉質が良い部位で、脂肪が少ないのに柔らかいという極上肉シャトーブリアンも取り扱っていました。
牛タンコーナーでは丸ごと牛タンブロックや厚切りカットの上タン、お買い得な切り落とし部位までバラエティ豊かです。
彩り豊かな肉のラインナップに心踊り、何を買うかかなり悩みました。
食品のお買い物がこんなに楽しかったのは久しい感じすらあります。
結局、黒毛和牛5等級の厚切り、国産牛のシャトーブリアン、牛肩ロースステーキ、ミスジステーキにロピアオリジナルの焼肉のたれで合計7000円もお買い上げしてしまいました。
シャトーブリアン(239g 1907円)
黒毛和牛5等級の厚切り(381g 2278円)
今回はお肉コーナーの感想を中心にお伝えしましたが、ロピアはお寿司も人気なんだそうです。
■企業分析で大事なのは、データ(定量情報)と感性(定性情報)
精肉屋をルーツに持つスーパーという話は伊達ではありませんでした。
またあの肉を買いに行きたいと思わせるのに十分な魅力を感じました。
実は仕事で非首都圏のスーパーマーケットチェーンの経営者にインタビューをしたことがあります。
そこで「スーパーは、あの店で、あの商品を買いに行きたいとお客様に感じてもらうような強い吸引力のある品ぞろえをしていかなければ生き残れない」という話をしていただいたのですが、それを身をもって体感したといったところでしょうか。
データは客観的で比較しやすく分析しやすいのですが、ときとして数値にあらわれない部分や数値として見えていない部分が大事な場合もあります。
今回は「1店舗あたりの平均売上高」という数値に着目しました。
店舗あたりの売上高が他所よりも高いということは、
営業している時間が他所よりも長いか、
お店の面積が大きいか、
売れた商品の単価が高いのか、
売れた商品の数量が多いのか、
などいろいろなことが考えられます。
今回のケースでいえば、営業時間が長いわけでもなく、面積が大きいわけでもないので、いい商品がたくさん売れている可能性が高く、その秘密の一端を感じるべく実際に見に来ました。
自分の目で見て感じられるもの(感性)もまた企業分析で重要なのです。
とはいえ、やみくもに見るのではなく、事前のデータの分析をしてからのほうが実地見聞や取材の精度が上がるというもの。
データと感性で物事の合わせ技が大事という話でした。
では。