私は長いこと、手持ちスマホは、iphone7を使っています。
このiPhone7は、お正月に秋葉原のヨドバシカメラへ行った際に、ソフトバンクの回線契約で、本体一括ゼロ円でさらに毎月割で2千円近く割引される、という破格の内容でした。
このような特売セール、悪く言えば叩き売りのような状態はたびたび繰り返されてきましたが、今まさに現在進行形で起こっています。
この手の話に詳しい人はもうご存じでしょうが、今年8月くらいからiphone SE 2nd世代がマイナンバーポータビリティ(MNP)による他社からの乗り換えるユーザーを対象に、64GBタイプの端末を一括ゼロ円で3大キャリアがばらまいています。
すぐに終わるかな、と思ってみていましたが、11月時点でも継続しています。
iphone SE 2nd 世代の弾が尽き欠けてきたところで、新たな叩き売りの弾が登場しました。
iPhone12 miniです。
今回、このiPhone miniを叩き売り合戦に乗じてゲットしてきましたので、報告します。
■iPhone12 miniとは?!
iphone12 シリーズは、2020年10月に発表され、mini、無印、Pro、ProMaxの4タイプに分かれています。
この4つのうち、無印とProは同じサイズで6.1インチ、最大サイズのProMaxが6.7インチなのに対して、5.4インチとコンパクトな使いやすさとなっているのがminiです。
また、大きく望遠レンズがあるタイプ(Pro、ProMax)に対して、ないタイプ(mini、無印)に属しています。
パワフルでありながら小型なiphoneを求める声に応えたという位置づけで、A14 Bionicという高性能CPU、ホームボタンを配したフルディスプレイモデルというハイスペック感が出しながら5.4インチで133gという軽さが特徴的です。
日本で爆発的な人気が出る、と期待されていましたが、成功を収めたとは言えません。
iphone12シリーズはFACE IDのみの認証で、指紋認証非対応であったため、新型コロナ大流行真っただ中で当然のことながらマスク必須生活なことから、同じ小型なiPhoneを使うなら、マスクを外さずに指紋認証できるiPhone SE 2ndのほうが人気が出たようです。
また、そもそも、テレワークで外出機会が減り、小型のスマートフォン、というニーズ自体もそこまで刺激されなかったのかもしれません。
そんなこんなで、大きな期待を背負って登場したiPhone12miniの販売は爆死気味となり、叩き売り対象になってしまった、という感じなのかもしれません。
ちなみに、発売当初の値段は、公式アップルストア価格ベースで87,780円(128GB)でしたが、最新のiPhone13シリーズが発売になり、75800円(同)までダウンしています。
■大手通信キャリアの叩き売り合戦
このiPhone12miniの叩き売り合戦をはじめて確認したのは10月23日。
以下は新宿のヨドバシカメラのauコーナーで見つけたキャンペーンです。
価格はいずれも64GBタイプです。
販売価格71650円から、
MNPで他社から番号そのままで乗り換えることに対する割引が22000円、
さらにヨドバシのキャンペーンとして22000円を割引して、27650円になる、というものです。
Softbankでも似たような感じです。
ここから、さらにdocomoが叩き売り合戦に参戦し、新しいキャンペーンを打ち出しました。
これはauとSoftbankとはちょっと違う売り方です。
販売価格82412円から、
MNPによる乗り換え割引(5G Welcome割)が22000円、
さらに店舗の特別割引として22109円としたうえで、
「いつでもカエドキプログラム」で2年後に本体を返却することでお客様負担を軽減し、
23円となる、というものです。
2年後に本体を返却することが契約条件になっているので、これはほぼリース(レンタル)契約です。
リースであるとはいえ、23円というのはなかなかインパクトがありますよね。
他の2キャリアの2.7万円といい、2020年の発売価格である87780円で買った人は卒倒してしまいそうです(笑)。
僕はちょうどdocomoの契約を結んだうえで、ahomoに変更した回線を1つもちたいと思っていたのと、この契約が自分に合うと判断して、このdocomoを選びました。
とはいえ、このdocomoのいつでもカエドキプログラムは、3大キャリアの中でも一番複雑な仕組みとなっていますし、はっきり言って、この契約が合う人と合わない人ははっきり分かれると思います。
この形でのiPhone12miniをリースする仕組みとどんな人が合うかをもう少し説明します。
■docomoの”リース契約”を実際に結んでみた!
最終的には僕はdocomoのキャンペーンを利用してiphone12miniを入手することになるんですが、実はMNPによる乗り換えはしませんでした。
というのも、今使っている携帯回線はそのままにしておきたかったからです。
新規契約にして、2.2万円の割引を受けなくてもよい、と判断したのは、docomoの下取りキャンペーンが併用できたからです。
冒頭に書いたように、手元には長いこと使ったiphone7(32GB)があり、フリマアプリでもそうそう買い手がつくようなものないですし、下取りに出してもたかが知れています。
しかし、docomoだけは、良品で9千円という破格の高値で引き取ってくれることは予め知っていました。
MNP乗り換えだったら、2.2万円割引になるところ、僕の場合は下取りによる9千円になる、という形になりました。
まあ、MNPができない以上、仕方がありません。
先ほどまでは64GBでの価格を書いてきましたが、僕が契約したのはそれよりも容量の大きい128GBでした。
本体価格90,882円に対して、
2.2万円の店舗独自割引、
9千円の下取り割引、
2年後に返却し、残価44,880円で買い取ってもらうことで、
自己負担額は15000円となる計算です。
(ちなみに、初期費用3000円も必要となるので注意です)
ちなみに、9千円の下取り価格は月々の端末の支払いから減額されます。
実際の僕の支払い金額でいうと、
合計24000円を24回で割り、月々1千円を支払う形であり、
1か月目から9か月目までは、9千円の下取り割引分によって相殺されて支払いはゼロ。
10か月目から千円を15回に分けて払う、という形になります。
向こう10か月間は手元キャッシュが全く減らないというのは個人的にプラスです。
また、いつでもカエドキプログラムの複雑さを増している要因でもあるのですが、実はこのプログラムは2年間を待たずに端末を返却することで割引を受けることができます。
僕のケースで言うと、12か月経過時点で端末を返却すると、4千円ちょいほど支払いが減るということでした。
1年後には1年後で、有利な条件で購入できるスマホ端末があるかもしれませんから、早めに動くことで利益になるのはいいですよね。
■端末を変えたくない人はNG、それなりに大事に使わないとリスクも
ここまでdocomoのキャンペーンについて、整理してきましたが、ただ良いことばかりではありません。
最大2年後に端末を返却することが条件なので、iphone12miniを長く使っていきたい、あまり端末を変えたくない、という人にとっては全くオススメできません。
もちろん、端末を返却しない、という選択肢はあるにはあるのですが、その場合は4.4万円という設定残価を支払う必要が出るため、今回の契約自体の意味がなくなります。
端末を返却したくない、しないという可能性があるという人は、auやSBの契約のほうが良いです。
また、端末を返却する際に、画面が割れてしまっていたり、故障があったりした場合は罰金(2.2万円)が発生します。
docomoの人に聞いたところ、とにかく液晶の損傷、そして充電部分の故障、風呂に落としての水没反応がよくあるケースということで、これらをできる限り避ける努力や保険に入っておくことでリスクヘッジが必要そうです。
非常に魅力的なキャンペーンですから、iphone12miniに興味があったんだよねという人はぜひここまでの情報をご参考ください。
では。