スマートフォンが故障したり、破損した経験を持つ人はそんなに多くないかもしれません。
実際、大切に使っていたら落とすことも、機械の調子がおかしくなることもそうそうないですからね。
ただ、滅多に起きないからと言って、全く無防備でいて良いかと言うとどうでしょうね。
このブログでも繰り返し警鐘を鳴らしていますが、今はスマートフォンの高額化に伴い、修理費用も高くつくようになっています。
参考までにiPhone 13 Proの液晶修理費用は36680円で、万が一液晶以外の故障が発生すると70980円が必要になります。
(Apple Storeでの公式修理の場合)
こういう万が一への備えへの出費ってちょっと抵抗感ありますよね。
どうせなら小さなコストで良い補償を受けられる保険を紹介します。
今回取り上げるのはセゾン お買物安心プラン充実コース【Y】です。
これはクレジットカード契約者向けの保険なんですが、月300円の保険料で手荷物ならスマホだろうとタブレットだろうと修理も盗難もOKとなっています。
何も考えずにとりあえず加入していいレベルの保険ではあるのですが、気をつけるべき点もいくつかあります。
興味のある方はぜひ参考にしてください。
■激アツの携行品損害補償
「セゾン お買物安心プラン充実コース【Y】」はセゾンカードを契約する際に、月額300円で追加契約できる保険です。
この保険は、「動産総合」と「携行品損害補償」の2つの補償がセットになっています。
動産総合は、カードで購入した商品は購入日から180日以内に盗難破損があったら保険金を払う、というものでこれ自体はありふれたショッピング保険です。
あえて言うなら、こういった保険は大概、スマホなどの携帯端末が対象外になるんですが、対象という点くらいですね。
とはいえ、買ってから半年程度で補償が切れてしまうのではちょっと微妙。
この保険がアツいのは「携行品損害補償」の方です。
・スマホ、タブレット、ウェアラブル端末も
携行品損害補償の特徴の1つは、そのカードで買ったものではなくてよいと言う点です。
ここで言う携行品とは、「カードに登録された住所の住宅から契約者が一時的に持ち出され、携行している家財」と定義されています。
つまり、外に持ち出しているものならば、スマホでもタブレットでもウェアラブル端末でなくてもよいのです。
ただし、この保険には例外があり、船舶、自動車、自転車、義肢、動物などは対象になりませんが、スマホ保険としては考える限り何ら問題ありません。
・そのカードで買った物でなくても10万円まで補償
もう1つの特徴が、そのカードで買ったものではないものも補償の対象になる点です。
自分の所持物だと証明できるものであれば、メルカリなどのフリマアプリで購入したスマホ等も対象になります。
(コールセンターで確認済み)
いやこの保険は同居の親族の所有物でも大丈夫です。
そして、盗難・破損・火災などの偶然の事故によって損害を被った際の被害額(スマホでいえば修理代)を1回の事故につき自己責任額(1000円)を差し引いてMAX10万円まで支払われます。
10万円もあれば、iphone13 Proなどのハイエンドスマホの盗難だと若干足りませんが、修理であれば十分な金額です。
しかもこのセゾンの保険は、足りない分に関しては、他社の保険の補償と合算が可能です。
つまり、15万円のスマホが盗難にあい、この携行品損害保険以外に盗難で3万円の補償が支払われる保険に入っていた場合、10万円+3万円を受け取ることが可能です。
(ただし、セゾンではない保険も合算OKである必要があります)
・盗難はOK、紛失はNG
注意が必要なのは、契約者にあまりに非があるようなケースだと保険が出ない可能性があります。
その典型的な例が、契約者が不注意で置き忘れによる紛失の場合は保険金が支払われません。
そのため、手元が狂って落下させて破損した場合も、被害報告の仕方が悪いと、「それ、契約者の過失が大きい」として却下される可能性があるので注意したいところです。
このように大盤振る舞いの補償がカバーされて月に300円ならばお守り代わりに契約しておけば、スマホの破損に限らず、いざというときに安心です。
クレジットカードの付随契約となると、年会費が心配になるところです。
しかし、セゾンカードも年会費無料のカードがいくつかあるので、この保険のために契約しても良いと思います。
私が契約しているのは以下のクレジットカードです。
個人事業主用ではありますが、サラリーマンでも契約でき、1回でもショッピング利用したら年会費が無料になります。
今回解説した保険の重要事項説明書のリンクは下記です。
細かく確認したい人はどうぞ。
https://www.saisoncard.co.jp/pdf/svp/msaim/201908/plan_y.pdf
では。