そのブランド価値の高さが価格に反映されているといわれるApple製品。
新型のiPhoneシリーズが発売されるたびに、「スマホで1〇万円!!」など価格に驚かされます。
携帯電話に10万円以上出すなんて信じられない、という人は一定数いるかと思います。
実際、私も家族から「新型を買って無駄遣いしている」と思われている節があります(笑)。
確かに、仮に12万円のiPhone 13 Proを購入し、2年で無価値になってしまうのであればそれは無駄遣いといえるかもしれません。
24カ月で12万円が0円になるとするならば、1か月に5千円ずつ価値がなくなる計算になるからです。
でも本当のところは、どんな製品も2年経過しても価値が残ります。
メーカーや通信キャリアの下取りであったり、メルカリ/ラクマなどのフリマアプリでの再販売(リセール)であったりと、昔よりも良い条件で処分しやすくなっています。
そうなると
2年後に2万円でしか処分できない5万円のスマホA
と
2年後に8万円で処分できる11万円のスマホB
があった場合、価格が安いスマホAのほうが無駄遣いということになります。
いわゆる “安物買いの銭失い”ですね。
一般論として、Apple製品はリセールしたときの価格が高くつきやすい、いわゆるリセールバリューが高い、といわれます。
このあたりの実感を持ってもらう意味を込めて、私の持ち物がどんな値段で入手し、どんな値段で処分できたのかをまとめたいと思います。
iPhone12miniの場合
私がApple製品への熱に目覚めるきっかけになった端末です。
実は、この端末を最初に手にしたのはYahoo オークションがきっかけです。
iPhone12mini(128GB)を手に入れたのは2021年の7月で、価格は73500円(5%割引後)でした。
Apple Storeでの当時の定価は79800円に対して、1割弱安い程度でしょうか。
少し補足すると、購入した商品は、バッテリー最大容量が100%で、純正のシリコーンケース(定価5500円)がついていました。
当時、最新のiPhoneが欲しくなり、高すぎない程度のものを選んだつもりでした。
今思えば、そもそも、あと2か月ほどで新製品(13シリーズ)が出るのに、新品とさほど変わらない値段で購入したのはやや情弱気味でした(笑)。
端末に対する満足度は低くありませんでしたが、9月に13シリーズが発売になり、12miniが叩き売り、ばら撒きの対象になる傾向を感じ、このまま「73500円で中古品を買った」という状態のままでは近い未来後悔してしまう、と思い、何とか処分の道を探りました。
処分できたのは9月下旬、フリマアプリでの処分価格は65500円です。
すでにバッテリー最大容量が98%に目減りしていたこともあり、この金額となりました。
運営への手数料と送料負担を除いて手元に残った金額は61500円ほどです。
購入価格(73500円)を差し引くと、12000円です。
2か月使って、12000円ですから、結構高い買い物になった形ですが、10月ごろから、iPhone12miniの叩き売り、ばらまきが加速し、端末価値はぐいぐい下がっていったので、このタイミングでこの値段で処分できたのは悪くないと思っています。
反省すべきは、発売から10カ月ほど経った端末に新品に近い値段を出して買ったことでしょうか。
(まあ、自分で納得感があれば問題ない話ですけどね)
ちなみに、私にiPhone12miniを売った人の立場で考えると、スマホもケースも発売してすぐに定価購入したと仮定したとしても、
購入価格(85300円)に対して、手元残りが70600円※なので、10カ月で14700円を使った計算になります。
1か月あたりだと約1500円という計算になります。
(実際、どんな値段でいつ購入できたのかはわかりませんが)
Apple製品といっても、miniシリーズは値下がりの幅が大きく、タイミングも早かったため、リセール向きの端末ではなかった、と今になれば思うのですが参考程度にどうぞ。